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「犬上君、あの自己紹介はなんですか!?」
放課後、俺は担任に呼び出された。心外だ。
「何かおかしいところありました?」
「神様になる気がないという所ですよ!なんでなりたくないの?!」
担任の先生は見た目は普通の人間だけど、がしゃどくろ、とういう妖怪らしい。
どんな妖怪だろう。
「今、関係ないこと考えていましたよね!」
先生がゆらゆらと暗いオーラを出している。どこからかカラカラという音がする。妖怪に戻る気配がした。俺は慌てた。
「本当の理由は答えないけど、2番目の理由は言いますから」
「本当の理由は言えないの?」
カラカラという音が止まった。暗いオーラもなくなり先生は呆れた声で言った。
「言えませんというか、今はうまく言えない」
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