つながる身体

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「あ……」  気がつけば手が、神野の服を掴んでいた。 「素直じゃないんだから」  と掴んで俺を引き寄せて、額に、頬にとキスを落とす。 「うるさい……っ」  涙でべちょべちょの顔を、手の甲で拭う。 「それに泣き虫さん」 「怖エぇんだよっ、こんな事、したことがないから」  男はもちろんのこと、女子ともした経験はない。 「え、なに、童て……」 「言うな」  しょうがないだろ、皆、怖がって逃げていくんだ。触れ合うなんて出来る筈がない。 「そっか。俺が初めての相手なんだね」  やたらと嬉しそうな表情を浮かべ、胸の粒を口の中へと含んで吸い上げる。 「はぁ、あぁっ」  ちゅぱっと音をたてながら吸われた箇所からジンジンと感じて、背を反らし胸を張る。  手は腰を撫で尻へと触れる。 「ふ、あ、こうの」 「ん、こりこりしてて、美味しいよ?」  弄られるのが気持ち良すぎて、身体は疼きっぱなし頭の中は蕩けきっていて考える事ができない。
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