これが俺の日常…だったはずなんだ。

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まぁ、俺はというと下駄箱で待っているであろう女の子のところへ行くわけだけど。思い立ったらすぐ行動!俺は椅子から立ち上がって下駄箱へと向かうことにした。 ─ パタパタパタ ドンッ 「っ!?」 「あっ!!」 走る音が近づいてきているのはわかっていたけど、曲がり角から出て来るとは思っていなくてぶつかってしまった。 「すっ、すいませんすいません!」 頭を何回もさげて謝る男子生徒。眼鏡をして前髪を伸ばしていて陰キャラっぽい人だった。 ただ、その姿に俺は見覚えがあって… 「あれ?生徒会長?」 「え?なんでその事を……」 「…は?生徒会長のこと知らない人なんているの?」 俺がそう言うと動揺したような素ぶりをして苦笑した。 「いますよ。…じゃあ、僕の名前知ってます?」 「……ごめんなさい。知らないです。」 そう答えると、ふっ、と悲しそうに目尻を下げて口を開いた。 「こういうことなんですよ。」
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