これが俺の日常…だったはずなんだ。

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桜舞い散る新学期、新入生たちが入学式を行っている頃、俺はもっと楽しいことをしていた。本来なら始業式に出席しないといけないんだけど、そんなつまらないものに出席してもなんも得しない。 「洸…もっと~」 「仕方ないなぁ…」 「んっ…んぅ…んふっ、あっ」 「キスだけでそんな声出すなんて香奈はやらし~」 「だって、洸のキスが一番気持ちいいんだもん。」 2年生になった俺はというと、中庭のベンチで女の子とイチャイチャしていた。この学校は公立の共学でどちらかというと女の子の方が多い。 高校生の俺には好都合だけど。 「ねぇ、洸…しない?」 男の性欲がMAXになるのは高校生の時らしいし… 「誘ってくるなんてヤーらし。言われなくても襲ってたけど。」 「もぉっ!」 こんな生活もアリでしょ?だってこの見た目をフルに使わない手はないじゃん。 って言っても、俺は女とだけヤるんじゃない。 意味、わかる? 実は俺バイなんだよね。
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