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最後の一口を食べ終えて、俺の空腹は満たされて幸せいっぱいだ。
「ごちそうさま。うまかった。」
手を合わせてから兄貴を見ると、口角を上げた笑みを見せつけて、皿を片しにキッチンへと入っていく。
「当たり前。…あ。」
「ん?なに?」
何かを思い出したように声を出した兄貴は俺の方をゆっくりと振り返った。
「明日タケル泊まりくるって。」
「……ふーん、そうなんだ。」
「明日女連れ込むなよ。」
「それはこっちのセリフ。」
俺は興味のない振りして風呂場に向かう。つか、俺より女連れこんでんの兄貴だし!!
タケルさんか~。またホモのDVDでも借りてきて兄貴に見せられたらたまったもんじゃない。面倒くさいことになりそうだ。
お風呂を終えた俺は勢いよくベッドにダイブして、携帯をチェックしながら好きな音楽を聴いてゴロゴロと寝転びながら明日の予定を考えていたが、途中で意識が途絶えた。
おやすみなさい。
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