これが俺の日常…だったはずなんだ。

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それで、俺がバイになった理由といえば…隼人の家に遊びに行った時から始まった。 ◇ ◇ ◇ 「隼人ってば1人暮らしとか羨ましー」 「そうでもない。ちょっと待ってろ、茶でもついでくる。」 「よろー」 そんなこんなで俺は隼人がお茶を持ってくるまで暇だったからエロ本を探し始めたわけですが… 「ない…ここにも、ここも…隼人は女に興味がないのか!?」 ベッドの下を探しても、本棚を探してもエロ本は出てこない。はあ、と溜息をついて、ふと部屋にあった机を見てみると″それらしき本″があった。 女の子が今にもいっちゃいそうな顔してるのをアップにした表紙だ。 「やっぱり隼人も男だよなぁ…こんなところに置くなんて潔いな。」 そういいながらパラパラとページをめくっていくと何かがおかしい。なんで女の子に″アレ″が付いているんだ。しかも挿れるのはそこじゃない。 これはもしや…ホモ……? ーガチャ 「ひいいぃっ!」 俺は驚いて本を落としてしまった。ドアの方を見ると隼人がお茶を持って立っている。もしかして俺を家に呼んだのも、こ、こんなことするために!? 「ご、ごめん…隼人。俺は…俺はそういう気はないんだ!いくら隼人でも…こ、こんなこと!」
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