これが俺の日常…だったはずなんだ。

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◇ ◇ ◇ その日を境に俺は男を抱くようになった。男とヤるのもなかなか良い。特にノンケを抱くのはすごくそそられる。いつもは攻められることがないはずの男が自分の下で鳴くのだから。 最初にヤった子とは今でもセフレという関係で続いている。それが俺がバイになったキッカケかな…。 「おい、洸…早く教室行くぞ。」 隼人は俺に背を向けて歩いて行く。俺は制服の乱れを直しつつ、隼人の隣にピョンっと並んで歩く。 「はいはーい、ちょっと待ってよ~」 俺はバイになるキッカケを与えてくれた隼人のダチにあってみたいなと思っているけど、未だに会えていないままだだ。 「あ、そうだった。明日あたり男子校から俺のダチが交流会に来るらしい。」 「えっ!あのホモの本の奴?」 「……ああ。」 顔を歪めながらそう言う隼人はなんだか嫌そうだ。本の貸し借りをするくらいなんだから、相当仲の良い奴なのではないだろうか。 ふっふっふっ。なんだかそのダチって奴とは気があいそうな気がするぜ。
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