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彼女の部屋は、12畳のワンルーム。
普段は優柔不断で、よく行くカフェのランチメニューさえも30分悩んでしまうほどの彼女が即決した、大満足の部屋だ。
玄関ドアが板チョコのように見え、部屋の壁紙もチョコミントを連想させる色で、濃いピンクベージュの小花柄が散りばめられている。
そんな可愛らしい部屋は、5年間住み続けている今も、彼女の心を掴んで離さない。
残念ながら床はよく見る茶色のフローリングだったが、お気に入りのイチゴミルクカラーの丸いカーペットを敷いているので、気にしないようにしている。
カラーボックスの右斜め上の壁に、小さな木枠のホワイトボードをかけてある。
そこには独特な丸文字で「お出かけ☆13時～」と書かれていた。
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