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香水ボトルを見つめ迷っていた彼女は、ちらっとホワイトボードに目をやる。
そして、真後ろにあるベッドの方を向き、キョロキョロと見回した。
ベッドには薄いピンクの布団と、枕の横には、クマのぬいぐるみが横になっている。
それを見つけた彼女は、駆け足で布団にダイブ。
クマのぬいぐるみに手を伸ばし、勢いよくどかした。
そこから顔を覗かせた白いデジタル時計は、12時42分を示している。
「やばい!!遅刻!!!!」
そう言うと彼女は、勢いを変えずカラーボックスまで戻り、真ん中にあるハート型の瓶を手に取り、自身の喉元に吹きかけた。
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