年頃の男の子の話。

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ベッドの上で、首を吊っている人影があった。死体の足元に落ちている臓器らしきもの目に留まり、あまりの不快感に胃液を吐き出した。胃液が逆流した感覚を覚えながら、死体の顔を覗き込むと、俺の体に衝撃が走った。何故ならばそれは、誰の顔よりも見慣れた…… 目が覚めた。……夢か。うるさい程に鳴るアラームを解除し、時刻を確認すると正午前だった。冷や汗でびっしゃり濡れた下着が気持ち悪い。それに頭も重い。もしかして夏風邪でも引いたんだろうか。原因は自分自身の生活にあると考えれば納得だろうが。そういえば、悪夢を見ていた気がする。えっと、確かなんだったか。コンビニに向かった所までは覚えているというのに、その先が思い出せない。まあ、思い出せないなら思い出す必要も無いだろう、と思考を振り切った。ふと、腹が空いてることに気がついた。いつものようにカップラーメンでも啜るとしよう。湯を沸かすため、キッチンへ向かうと常備していたカップラーメンが切れていることに気がついた。何か食べ物はないかと、冷蔵庫の中を覗いてみるもめぼしいものはなにも無い。 ……買ってくるしかない。そうして、俺は数日ぶりに外へ出ることにした。
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