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#2
俺は人生をやり直すことになったが、単なる夢落ちだと信じてやまなかった。
しかし、現実だったらしい。
良かったのか、悪かったのか、いまいちピンと来ていない。
2024年から、約8年前の2016年4月に遡ってきた。
令和にかわった時代も平成に戻っている。
きっと、SNSで次の元号は令和だとつぶやけば、きっと予言者として話題になるんだろうな......
そんな時差ボケ...というか年ボケ?になりながらも、歩く懐かしい通学路。
今はもう取り壊されてしまったパチンコ屋もご健在だ。
学校の門のそばに立っている桜が咲き誇っているある晴れた日のこと。
学校が始まってまずやることは部活と委員会を決めることだ。
当時(と言ってもそこに戻っているんだが)は正当な理由もなく適当に決めた気がする。
クラスで決める委員会。
案の定、学級委員は誰もやりたくなさそうだ。
かといって俺がやるわけでもなく、公正公平なじゃんけん末、勝ち残った2名が犠牲?になった。
俺は本を読むことが好きだったし、部活を少しはサボれると言う理由で図書委員に立候補しなることができた。
これが一つ目のやり直しだ。(当時は後期図書委員になった。)
多分、後期も立候補すると思うけどね。
これで、できないものだと思っていた「やり直し」もできることがわかった。
とても大きな収穫だと思う。
個人で決める部活動は変えることなく陸上部に入部した。
理由は当時と同じで足が速くなりたいから。
そして本来やりたかった「やり直し」をするために.........
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