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Xは姑の雅子を山奥に連れて行き、その何の価値もない命を断つ。
由子はその間、アリバイ工作をする。
正確に時刻を確認するとお隣に行く。
これ田舎から送ってきたのとお隣さんに蜜柑をお裾分けする。
そしてゆっくりとスーパーで買い物をするのだ。
由子はまた時間を確める。
スーパー内の監視カメラに自分が映るようにわざとそこに行く。
後でまんがいち雅子の遺体が発見されてもこれで由子のアリバイは完璧。
雅子の推定死亡時間に由子は買い物中だったからで、由子は雅子の最期を本当はこの目で見たかった。
でも、由子のアリバイが立証されないと困ることになりそうだからXと一緒に山中に行くことは泣く泣く諦めた。
「私が何年かかって私刑屋を探したと思うの。アハハ、お義母さん、サヨウナラ」
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