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エピローグ side 悠希
島根の玉造温泉で想いが通じ合ったわたしと大地。
大地がアメリカに発つ前夜に、わたしと関係を持った時の心情を詳しく語って聞かせてくれた。
大地も大学院生の時にわたしの事を好きだった。
でも大地の仕事のサポートについてわたしと付き合って別れたりしたら仕事が回らなくなるからと行動に起こせなかった。
でも、アメリカに発つ前夜に、わたしと会えなくなる事が耐えられなくて、理性で抑えていた本能が爆発してしまった。
せっかく島根に着たからと出雲大社にお参りをし、その後、東京に戻った。
わたしと離れたくないと、強制的に大地のタワーマンションに引っ越しさせられたわたし。
大晦日から大地のマンションで生活している。
清い付き合いをもう少ししたいから、わたし用の部屋を作って貰った。
東京に戻ってから、大地はわたしを連れ、レディースブランドの服を買いに連れて行った。
その時、昔飼っていた並ウズラ♂のずうちゃんの事を思い出した。
ずうちゃんが、交尾をし過ぎて、ハゲて疲れてるううちゃんに、お詫びなのかプレゼントなのか、1日5匹しかもらえないか好物のミルワームをううちゃんにあげてたのを。
ずうちゃんがううちゃんを襲いまくるから、ううちゃんが可哀想に思えた。
でもずうちゃんはううちゃんを愛していて、大切にしてるとわかった。
大地と身体の関係を持ったら、大地もずうちゃんみたいになるのかなと思うと、少し怖い。
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