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幕末の白い虎達
『日清館』
ここは会津若松城の西隣に建てられた校舎。会津藩の上級藩士の子弟達が礼法、書学、武術などを学ぶ場所である。
ここでの教育を受けた何人かは後に『白虎隊』を結成し、その隊の一つである『士中二番隊』は飯森山で悲劇の結末を迎える事となる。
しかし、そんな事を知らない生徒達はいつかは自分達も立派な侍にと
厳しい教育、訓練に励んでいた。
だが
その白虎隊となる少年達の中に1人
異質な存在がいた。
「あ~ぁ、今日のお勉強もキツかったわね~。お肌が荒れちゃうじゃないのぉ。誰か美容液持ってない?」
その異質な彼はオネエだった。
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