第1章

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201x年3月 私、雅茜(みやび あかね)は、某大学教育学部を今日卒業する。 教育学部の過程を無事修了しこの晴れの日を迎えた。 今日でこの桜並木の前を通るのも最後になり明日からは新たな生活が始まろうとしていた。 私には、久しく彼氏と呼ぶ人はいないと言うか彼氏とは呼べない なぜなら入学以来片思いをしているからだ。 その片思いをしているのは、山口大雅(やまぐち たいが)君 大学入学以来片思いをしている友人の大雅くんとも今日で会えなくなってしまう。 そう思ってたら大雅からLINEがきた 大雅: 今日は卒業式だな。卒業式のあと用事ある? 茜: ないよ。 大雅: 最後だからどこかへ行かないか? 茜: いいね! 大雅: どこに行こうか? 茜: なら一緒にご飯食べよ 大雅: OK 。なら決まりな 茜: うん。また後でLINEするね。 こうして卒業式の後でご飯を食べに行くことが決まった。 卒業式の後、大雅君にLINEした。 茜: 大雅君、今何処にいる? 大雅: 目の前見な! 茜: もしかしてこの赤い車? 茜がLINEを打つと大雅は赤のスポーツカーから降りてきた。 茜:「カッコいいねこの車」 大雅:「NISSAN GTRっていう車」 茜:「運転してみたい。 わたしもいつかこんなカッコいい車に乗れるかなぁ?」 大雅:「茜なら乗れるよ。ところで何処にドライブしようか?」 茜:「別府に行こう!この時間からなら帰り夜景が綺麗だから」 大雅:「そうだな。なら決まり!さあ行こう。その前に一ヶ所寄っていい?」 茜:「うん。」 車内で茜と大雅は進路の話をしていた。 茜:「ところで大雅君は、どこに就職?」 大雅:「俺は親父のしている会社。なんか新しく予備校をするらしくて講師で 茜は?」 茜:「私は公立高校で先生だよ。それぞれ先生なのね私達」 大雅:「そうだな。でもライバルではないよ。業種が違うから。」 茜:「良かった。大雅君とライバルじゃなくて」 大雅:「ん?なんで?」 茜:「大雅君は優秀で頭がいいから。」 大雅:「茜には負けるよ。真面目ながんばり屋さんだから」 茜:「大雅君!嬉しいこと言ってくれるじゃん!ありがとう。」 大雅:「着いた。俺が一人でドライブするときに来る場所」 茜:「お!綺麗じゃん!大雅君はいろんな場所知ってるね。」
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