入学をしてから僕等は。

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お昼を食べた後、予定通りに授業を受けた。授業を受ける前に自室で教科書類が全て来ているか確認も序にしたが特に問題はなかった。内容自体は、一回目という事もあり教室内の学力を調べるような小テストばかりであった。中学の学力が維持されているかチェックしているような感じだ。進度とかを考えれば、必要ではあるのだろう。 本日は六時間まで。一応自己紹介はしたとはいえ、大半が小等部からの生徒だからアウェイ感が隠しきれない。五限と六限の間の休憩時間に慶と話していたが、その最中にもコソコソされる。気にしないようにしていたが、所々微かに名前が聞こえるから気になってしまう。割と自分は気にしいなんだなと発見したくない己を掘り起こしてしまった。もうテンションダダ下がりだ。いや、だって昼休み前の彼らの様子を思い返してしまうと、そうなるのも共感して貰えると思う。簡単に知り合いでもない人に対して大声で悪口を言えてしまえる人種だぞ。やばくないか。それなりに和気藹々していた中学生時代に逆戻りしたい。 と言っても時間は必然的に進む訳で、帰りのホームルームを済ませて無事自室へと帰還することが出来た。さっさと制服を脱ぎ捨て、ルームウェアという名の黒色のジャージに着替えて隣の部屋へと突撃訪問した。 「疲れたー。」 「ふふっ、僕もだ。」 「にっこにこだけどな。」     
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