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「慶がいるのにか?やっぱり今日のお前なんか変だ。」
「正直な話、僕も割と大きな衝撃ばかり受けているから、きっと君はその倍受けているんだろうなって。ざいあくかん?がある。」
「へぇ。どうしたらいいよ。」
「それが分からないから聞いているんだ。」
「…俺の横に寝転べばいいさ。」
「そうしよう。」
そう言い、同じ様に掛け布団の上に寝転んで対照的に向き合った。目元をほんのりと桜色にして瞳を細めて微笑んでいる。思わず頬に手を添えてしまうのは仕方が無いことだ。擦り寄ってきてくるし、嫌がられないからしてしまう俺は悪くは無い。
「今後も今日みたいなのが多く起きるんだろう?」
「話通りであればな。」
「関わないとはいえ、間接的には巻き込まれるんだろう。」
「主人公は何事も全力がモットーらしいから、可能性は大きいさ。」
「その主人公くんは、今日から色々と大変な目に合うわけか。」
「あぁ、きっと辛いことも悲しい事も多いだろう。だが、最後には誰かとハッピーエンドを迎えることが出来るはずだ。それを僕は一番離れた場所で見れればいいなと思っている。」
「我儘な奴だな。」
「そんな僕は嫌いか?幻滅した?」
「有り得ねぇよ。」
「んふふ、輝の僕の事を大切にしてくれるところ大好きだぞ。」
「可愛い。」
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