島田魁の夢幻
3/9
読書設定
目次
前へ
/
9ページ
次へ
しかし、いつもの道順で巡回しているものの病み上がりの身体で歩き回るには西本願寺の境内はあまりにも広い。 「よっこらしょ」 島田は荒くなった息を整えようと本堂へ上がる階段に腰を下ろした。 身体が温まったわけでもないのに額から溢れる汗を拭うが、その手にもじっとりと汗が滲み出ている。 はぁ・・・ 一つ大きな深呼吸をしてみる。 溜息にも似たそれは静まり返った境内で物寂しく響き、暗闇へと消えた。
/
9ページ
最初のコメントを投稿しよう!
6人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
スターで応援
18(あなた 0)
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!