島田魁の夢幻

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頭の中では問答が繰り広げられていた。 妻の言うとおり、あと一日休んでいた方が良かったのではないか。 いや、休めば休んだ分、再び元の様に動けるまでが辛いのだ。だから休むのは一日でも少ない方がいい。 しかし、もともと今夜は暇をもらっていたのだ。いや、体調が優れなかったために頂いたもの。動けるならば勤めを果たすべきなのだ。 そんな自問自答の最中、ふと微かな光を目の端に捉えた。
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