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「ツギハ、“クロイバラ”モード、タメサレマスカ?」
「黒いバラね~、なんかかっこよさそ。お願いします」
デフォルトのシルエットがぼやけ、マスクをつけた死刑執行人のような大男が現れます。
「なんかオレに用か?このアバズレ、ビッチ、メスブタ・・・」
「わわわ、消して消して!!」
大男は消え、デフォルトモードが現れました。
「うひゃ~、何あのマニアックな・・・」
「シツレイイタシマシタ」
「いいの、お試しだから。あとは?」
「“シロイバラ”モード」
「よさそうだけど、先に趣旨を聞いておいていいかしら」
「ウソハツカナイ、ショウジキナセッテイデス」
「他にはないのね?」
「ゴザイマセン」
「じゃ、いいよ、“白いバラ”にする」
シルエットのデフォルトはぼやけ、30才くらいの男性貴族が現れました。
「あ、白バラ、よさそうじゃん」
貴族風の男はテキパキと話し始めました。
「姫さま、はじめまして。わたくし、シュピーゲル・ヴァイセローゼと申します。以後お見知りおきを・・・」
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