たとえそれが君にとってはただの一日でも

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『泰成が勇気を好きなのは分かってるよ。でも、せめて言わせてほしいんだ』 俺はあいつの優しさに甘えたんだ 『俺は、俺だけは、ずっとずっと、泰成が好きだよ』 あいつがいて 勇気がいる空間は 本当に暖かくて 心地よくて 一度そこに行けば もう離れられないくらいの 暖かさをそこに感じた だからこそ 勇気の恋も 濱ちゃんの恋も 俺の恋だって 上手くいってはダメなんだ 日曜日の 俺らの約束が果たされることはなかった
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