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「もっ…、むりっ…、でちゃっ… 」
「出てもいいだろう。中はさっきしっかり洗ったから、汚いものは出ない。」
紅司はそう言って意地悪く笑う。
一葉は目の前に見える通行者たちがこちらを向かないようにと心の中で懇願しながら、後孔に力を入れてぎゅっと締まりを強めた。
…絶対に、無理だ。
「まだ余裕そうだな。いい子だ。もう少し重くしても大丈夫だな。」
「…やぁっ…!!んんっ…!」
さきほどカーテンを開け放たれた状態で、拘束台に乗せられたまま紅司の手で中を洗われた。
それすら耐えがたい屈辱であったが、今行われている仕置はさらに残酷である。
洗浄の際は、四つん這いで窓に対して後孔を晒すような体勢を取っていたため、窓は一葉の視界に入ってこなかった。それに、一定時間が経った後はトイレに連れて行ってもらえたのだ。
けれど。
今一葉は窓を向き、大きく開脚した状態で拘束台に乗せられ、大きめのプラグを入れられているのだった。
それもただのプラグではない。先に輪っかが付いていて、その輪から重りを吊るすことができる。
一つ重りをつけて、1分耐えられればより大きなものに。紅司の手により段々とその重量は大きくなっていくのだった。
わかっている。もう耐えられないと出してしまえば、それ以上の無理を強いられることはおそらくない。いつ人に見られるかわからないこの状況を早く終わらせるためにも、そうするべきだ。
しかし、耐えるごとに紅司が褒めてくれるから。また、それがずるりと抜ける感覚は排泄のそれと酷似しているから、人前で決して行っていいものではない。
その二つの理由で、一葉は反射的に重りが増えるごとにより力を入れ、耐えてしまっていた。
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