プロローグ

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何が起こったと言うのだろう。場内は動揺に溢れていた。 たしかに愛染には目隠しがされている。ではこのglareは一葉(Sub)から放たれたとでも言うのだろうか。 この場全員のDomを圧倒するほどの強烈なglare。それをなぜ、Subが。 一葉は周りに目を光らせつつ主人の縄を丁寧にほどき、そして脱力しきった身体を支えると、ゆっくりと椅子に座らせた。 「俺の一葉に触れるとは、いい度胸をしているな?」 目隠しが外れた瞬間、放たれたglareは先ほど一葉が放ったものを大きく凌駕する。その場にいた全員が失禁し、立てなくなってしまうほどにそれは強烈だった。 そのまま一葉が男共全員の手足を動かないよう拘束していき、 そして。 「よくやった、一葉。kneel(跪け)。」 椅子に座った愛染は、目の前の一葉に柔らかな声でそう告げた。
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