1 《誕生》

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ばーーん! 勢いよく扉が開かれた。今の衝撃で、扉は壊れなかったが、ヒビが入っている。どれだけ勢いをつけてきたのだ 閑話休題 その扉を勢いよく開けたのは、息を切らしている男 おそらく、父親である 「産まれたそうだね!身体に以上はないかい、ユリア?子供の方は?」 「あら、ダメよオルト…。静かにしないと、子供たちが怖がってしまうわ」 「む!それは…すまない。」 いきなりの男の登場に驚き、目を丸くしている赤子2人 メイド達は、扉の音には驚いていたものの、すぐにし後に戻っている 「旦那様、見ての通り奥様のお身体に異常はありません。坊ちゃん達も大丈夫でございます」 「おぉ、メイド長。そうみたいだな。ああ、メルカ。そっちの子を俺に…」 「私が先よ?オルト」 目が笑ってないよ
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