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「どうぞ。魔石です」
「…。助かった。ありがとう」
「ありがとう、トレス。」
「いえ、これで私は失礼します」
魔石が入ってるらしい袋をメイド長に渡し、一礼すると部屋から消えたトレス。何で普通の使用人が、瞬歩とか使えるの…
まだ何も言っていないのに何故わかった…
「お2人とも手袋をどうぞ」
「あぁ。イル、メルカ。2人を少し抱えといてくれ」
「「了解しました」」
オルトがそう言うと、メイド2人は赤子たちを抱える。それでも赤子たちは起きない
どれだけ深く眠っているのだ
先程、トレスから受け取った袋から魔石を取り出す2人
メイドに礼を言い、赤子を抱え魔石を触れさせる
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