ありがとう

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汚かった僕を救ってくれたお姉ちゃんは、僕の神様なんだよ。 僕達は、そんな男の人より、ずっとずっとお姉ちゃんが好き。 ほらみて。 外に出なくても、僕達がいる。 毎日がお姉ちゃんがお日様みたいでポカポカできるんだ。 おうちは仲良くしてくれるお兄ちゃんもいて、お姉ちゃんとお姉ちゃんのお母さんもいる。 僕達はお姉ちゃんの笑顔で、毎日が楽しいんだよ。 どこにも、いかないで。 「ニャー」 「ニア、可愛いね、お姉ちゃんの宝物」 そういうお姉ちゃんの優しい顔、大好き! やっぱり僕達のお姉ちゃんだ! 僕を優しく撫でるその手は、もう誰にも渡さない。 僕はお姉ちゃんの「たからもの」なんだから! <完>
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