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2019・04・09(MON)00:00 Category 未分類
言うまでもありませんが、これまで僕は同性をそういう対象で見たことがありませんでした。
今思えば彼が僕に優しかったのは、僕が彼の数少ないファンだったからだと思います。
勿論、僕も最初は純粋に彼の絵に惹かれただけでした。けれどもあまりに私生活に満たされなかったから、少し優しくもらえただけで、彼も僕に好意的であると勘違いをしていたのでしょう。彼の親切がファンに対する気遣いだと早く気付くべきだったのに、僕は自分に優しくしてくれる存在に浮かれ、ファンを拗らせた。
僕は妻と娘がいながら、男である彼に、完全に恋をしてしまったのです。
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