きみが眠っているあいだに

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 「前から気になっていたんだけど、きみ、よく寝言で大野くんって言っているよね。大野くんって一体誰のことなんだい・・・?」  しまった、起きている間の証拠隠滅は完璧だったのに。  眠っている間に私は・・・!  夫は、刺すような冷たい目線で、私を見つめ続けていた。  もう、駄目だ。終わった。
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