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エビカツを巡る冒険
ハムカツは旨かった。
ドラマみたいに揚げたてでもないし分厚くもない、ごく普通のスーパーの惣菜だったけど。
ビールも本物じゃなく発泡リキュール。
でも泡と揚げ物って合うよね~。黄金コンビ。
トンビに油揚、シーザーにブルータス、楊貴妃にライチ。
…ちょっと違うか。
閑話休題。とにかく旨かった。堪能させて頂きました。
ハムカツを食べながらハムカツを食べるぷしゅ子を観ると要らぬ欲求不満に苛まれることもなくドラマを楽しむ事が出来る。
いいぞ。作戦は順調である。
よし。次なるターゲットは。。。と。
第4話は商店街で食べ歩くのかあ。
冷やしトマトは旨いが、改めてドラマを観るために用意するものではないような気がする。
うん。
確かに冷やしトマトは酒のツマミにしても旨いよ。でも、なんか、こうもっと特別感が欲しいなあ。ドラマと僕、1対1の勝負に相応しい、勝者のトロフィーのような、煌めきたる、何か。
他になにか出て来ないのかな?
お。エビカツも登場するじゃないか。
揚げ物は好物だから2週連続でも全然おっけーだぞ。
よし、エビカツにしよう。決定。煌めきたるエビカツ。
ハムカツと同じで楽勝でしょう。ニラ玉の悲劇に比べれば。スーパーで買ってくりゃあいいんだもん。
ところがである。
エビカツ、何処にも売ってない。
いや、売ってない事はないだろうが、都心からちょっと外れた沿線沿いの地元ではスーパーにも精肉店の揚げ物にもエビカツは無かったのだ。
そんなに希少品種なのか? エビカツ。絶滅危惧種?
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