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「はぁ?誰を倒すって?」
ロア達の会話を聞いていたブラッドは不機嫌そうに問いかけた。
「"俺"が "お前"を倒すんだ」
ニヤリと笑ってロアは言う。
「調子に乗んじゃねえよっ!!!」
頭の中でプツンと音がしたブラッドは叫びながらロアに向かっていった。
「くるか…!やってみせるさ!」
ロアも真っ向から向かっていく。
2人のワールドストリーム・レイジングが激しくぶつかり合う。
それにより捲き起こる衝撃波は周りの者を吹き飛ばす。
「また受け止めやがったのか、コイツ!?」
スタットと戦って以来、自分の剣を止めた人間は記憶にいない。
ブラッドは驚いた。
「確かに力は強いが…!俺も負けちゃいない!!」
ロアはそのまま打ち返す。
「うっ!?」
ブラッドは勢いに押されて少し距離をとった。
「まだだ!」
ロアはそのまま追撃する。
「ちっ!この野郎がっ!!」
ブラッドも再び前に出て剣を振る。
2人は激しく打ち合った。
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