21人が本棚に入れています
本棚に追加
(アーマーにいくら叩き込んでもこちらが消耗するだけだ。空へ飛ばれる前に次は確実に首を斬り落とす)
イメージトレーニングをしたトランは再び剣を構えてロアへ向かっていく。
(逃げなんてしないさ…。俺は強くなるんだ、世界中の誰よりも…!!)
ロアも向かっていく。
2人は再び剣を交えた。
(さっきよりも重い!?)
トランはロアの攻撃力に動揺する。
「うおおおおおあっ!!!」
ロアは勢いよく剣を振り回す。
(ぬううっ…!流しきれん…!)
トランは次第に押され始めた。
やがてロアの一撃がトランの肩をかすめる。
「ぐうっ!」
トランは怯んだ。
(アーマーの性能差か…?違う…!奴自身がさっきより強くなっている…!)
「まだだ!ここから…!」
ロアはさらに畳みかけようとする。
(まずい…!ここは一度態勢を…!)
トランはスナイプスターを放つ。ロアはそれをシールドで塞がずに躱した。
そしてそのまま接近してトランを斬った。
(浅いか…!)
トランは上手く身体を逸らして直撃を防いでいた。
そしてそのままロアから距離をとろうとする。
「逃がすか!」
ロアは追いかける。
その直後、背後からローガンの声が聞こえた。
「下がれ!ロアくん!」
最初のコメントを投稿しよう!