初陣

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(アーマーにいくら叩き込んでもこちらが消耗するだけだ。空へ飛ばれる前に次は確実に首を斬り落とす) イメージトレーニングをしたトランは再び剣を構えてロアへ向かっていく。 (逃げなんてしないさ…。俺は強くなるんだ、世界中の誰よりも…!!) ロアも向かっていく。 2人は再び剣を交えた。 (さっきよりも重い!?) トランはロアの攻撃力に動揺する。 「うおおおおおあっ!!!」 ロアは勢いよく剣を振り回す。 (ぬううっ…!流しきれん…!) トランは次第に押され始めた。 やがてロアの一撃がトランの肩をかすめる。 「ぐうっ!」 トランは怯んだ。 (アーマーの性能差か…?違う…!奴自身がさっきより強くなっている…!) 「まだだ!ここから…!」 ロアはさらに畳みかけようとする。 (まずい…!ここは一度態勢を…!) トランはスナイプスターを放つ。ロアはそれをシールドで塞がずに躱した。 そしてそのまま接近してトランを斬った。 (浅いか…!) トランは上手く身体を逸らして直撃を防いでいた。 そしてそのままロアから距離をとろうとする。 「逃がすか!」 ロアは追いかける。 その直後、背後からローガンの声が聞こえた。 「下がれ!ロアくん!」
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