ユーステラの花

古い絵と言い伝え

ユーステラの花
白い花弁は月の光に輝き、溶ける
満月の夜が最高の花見日和
でも気をつけて
その花を摘んではいけないよ

友よ、君は今日も
旅人の道先案内人として安全を見届け
谷を守っているんだろうね
月が満ちる日に、また会いに行くよ
君が教えてくれた秘密の抜け道を通って

僕は地位と名誉と金を失ったけれど
ひとつも後悔してない
僕の瞳には今
美しいものしか映っていないから