第4章 魔法戦士の決意、ってか俺だってやるときゃやるからな?

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第4章 魔法戦士の決意、ってか俺だってやるときゃやるからな?

 現金を手に入れた俺とルティナ姫は、宿屋に移動した。  そして、まずは腹ごしらえとばかりにパンとオートミール、それにチーズとコーヒーという組み合わせの食事を摂った。  料理については量も質もなかなかのものだった。正直、山奥の宿なのであまり期待はしていなかったんだが、これは嬉しい誤算だった。パンは焼き立て、オートミールは熱々、チーズとコーヒーはその匂いまで香ばしくて素晴らしかった。 「お、美味しい。美味しいですっ。久しぶりに人間らしいごはんです……! エルド様、ありがとうございます!」  ルティナ姫は、やはり腹が減っていたのか食事をむさぼり食べる。  空腹は最大の調味料とはよく言ったもんだ。ニコニコ顔でごはんを食べてくれる彼女を見て、俺も嬉しかった。 「はは、いいってことよ。そんなに食べてくれて、俺も嬉しいぜ」 「エルド様。わたし、わたしは、あなた様にここまで優しくしていただいて……嬉しゅうございます……!」  と、ルティナ姫が幸せそうにしていたそのときだ。 「お客さん。寝室の準備が整いました。いつでもお休みになれます」  宿の主人が、報告に来た。  ありがと、と俺は返した。  久しぶりの宿だな。     
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