第4章 魔法戦士の決意、ってか俺だってやるときゃやるからな?

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 アークとの冒険の日々を思い出すぜ。  あのころは貧乏で、安宿ばかりよく泊まったもんだ――  ぱたん。 「……ん? どうした、ルティナ姫」  見るとルティナ姫が、持っていたスプーンを机の上に落としてしまっている。 「エルド様。あの、寝室は……わ、わたしとエルド様ふたり、ご一緒なのでしょうか?」 「なに言ってんだ、当たり前だろ」 「あああ、当たり前なんですか!? ……そ、そうですね。わたしは助けられた身……。なにを求められても『はい』としか言えない立場。ああっ、でも……そんな、はしたない……だけど、エルド様ならば……。ああ、でも、恥ずかしい……!」  ルティナ姫は顔を真っ赤にして、なおかつ、豊満な胸の前で腕をクロスさせながら全身を左右に揺らす。いやいや、って感じ?  いや、なんでこんなに反応してるの、このお姫様。  いま、俺とルティナ姫はいっしょにいる、いわゆるパーティーみたいなもんなんだから。  パーティーなら同じ部屋に泊まるのは当然でしょ。俺もアークと旅をしてたころはそうだったぜ? 「構いません。わたし、あんなことやこんなことをされても、じっと我慢しておりますから……! ああ、でも……か、顔を見ないでください! 恥ずかしいっ……!!」     
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