第4章 魔法戦士の決意、ってか俺だってやるときゃやるからな?

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「え? あ、ああ、分かった。見ねえよ……」  なんだって姫様がこんなに興奮しているのか、恥ずかしそうなのか。  それでいて、ちょっと嬉しそうなのか、俺にはやっぱりよく分からんが。  ところでルティナ姫から顔をそらすと、そこにはちょうど窓があって、外の景色を見ることができた。  外は夕方だ。まだ明るい。外出は可能だな。 「ルティナ姫。ちょっと外に行かないか? 着ている服、ボロボロだろ」  ずっと洞窟に閉じ込められていたんだから当然だが、彼女が着ているドレスは、元は一級品だったと思うが、いまはあちこちがすりきれて、かつ薄汚れてしまっている。 「金なら出すからさ。新しい服、買いに行こうぜ。ついでに今夜の寝間着も買ったらいい」 「こ、今夜っ……! ひゃ、ひゃいっ! あ、噛みました。……はい……! ……ああ、いよいよわたしはエルド様におたのしみされてしまうのですね……!!」  なんのおたのしみだろ。  ドラゴンから逃げられたのがそんなにおたのしみですか。  というわけで。  俺とルティナ姫は、宿の向かいにある仕立て屋に向かった。  で、姫様はいま、仕立て屋の中で服を選んでいる。     
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