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「エルド様ウェルカムエルド様ウェルカムエルド様ウェルカムエルド様ウェルカムエルド様ウェルカムエルド様ウェルカムエルド様ウェルカムエルド様ウェルカムエルド様ウェルカムエルド様ウェルカムエルド様ウェルカムエルド様ウェルカムエルド様ウェルカムエルド様」
その夜、俺は宿屋でぐっすり寝ていたんだが、夜中ふと目が覚めて隣を薄目で見ると、ルティナ姫が下着姿でこちらをギンギンに見ているのが分かった。
なんか異様だった。
目が『こっちに来て』って言ってた。こわっ。
でもまあ、これは夢だ。
まさかお姫様が俺を誘うなんてあるはずないじゃん。ははは。
だってこれが現実なら、ルティナ姫、とんだエロ姫様じゃねえか、なあ?
というわけでまたすぐに寝た。
おやすみ、ぐーぐー。ぐーすかぴー。
「うーん、よく寝た。いい気持ちだ」
「わたしはほとんど眠れませんでした。……大人の階段のぼると覚悟していた夜でしたのに……エルド様……くすん……」
なにやらブツブツとよく聞こえないことを愚痴るルティナ姫。
あのエロ姫様の夢と関係あるのかな?
さて、とにかく、まず向かうべきところは決まっている。
ディヨルド王国だ。無事に助け出したルティナ姫をお城に送り届けないと。
「昨日、地図で見たけれど、ディヨルド王宮はこの村から南西に向かっていけば着くんだな?」
「そのはずです。しかし歩くと10日はかかるでしょう。わたしは空飛ぶドラゴンにさらわれたので数時間でついてしまいましたが」
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