再会

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「俺はなぁ、神なんざどーっでもいいのさ。お前等みたいなガキを切り刻めるってんでいるだけだ。今日は存分に悲鳴を聞けるってんで機嫌がよかったのになぁ。もう優しくしてやれねぇなぁ」  男の口元に残酷な笑みが浮かんでいる。その様子だけでも、最初から残酷に殺すつもりだったのが分かる。  兄ちゃんは散々に蹴られて動けなくなっていた。ピクピクと動いているけれど、抵抗なんてできない。  その兄ちゃんの襟首を掴んだ男が、兄ちゃんの顔にグッと自分の顔を寄せる。真っ赤な舌でペロリと唇を濡らした男は、とても楽しそうな顔をした。 「お前、綺麗な目をしてるな。これまで散々ガキの目玉をくり抜いてきたが、お前のは一番だ」  動けないけれど、兄ちゃんは目を僅かに開けて睨んでいた。男はそんな兄ちゃんの目の前に、ナイフを出して見せた。 「俺コレクションに加えてやろうか。仲のいいガキ二人、並べて置いておいてやるよ」 「あ……や、め……」  男がナイフを兄ちゃんの右目の縁に当てる。兄ちゃんは目を大きく見開いて、それを見ていた。 「なーに、安心しろって。これでも俺は慣れてるんだ」 「あ……うぁ……うあぁぁぁぁぁ!」 「っ!!」  差し込まれ、グルンとナイフが一周する。兄ちゃんの悲鳴に驚いた鳥が鳴いて森を去り、コロンとまだ繋がった丸い目玉が溢れ落ちる。     
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