アダルト編

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96、コトに至るまでの夢の流れ T 「夢でいいんですね。なら相手も夢でいいんですね?」 ・・・じゃない?そんっなに相手で変わる? T 「全然違いますよ。本当に好きだったら自分のベッドに入れたい」 えーと・・・?それは俺的には普通のシチュエーションだけど? T 「実は付き合った方一人も自宅に上げてませんから」 N・S 「えー!」 S 「じゃ何で俺ら普通にお前の部屋入ったりすんだよ!」 T 「彼女ごときに音楽の邪魔されたくないじゃないですか。俺の部屋は神聖な場所なんです」 N 「うわ・・・ごめんなさい、いつもその神聖なベッドの端に座っちゃって (ってかそんなんだからすぐフラれるんだわ)」 T 「七瀬さんは構いません。音楽仲間なんで、どんどん座って下さい」 N 「・・・・・・あー良かった」 で?どうシチュエーションすんの。 T 「夢とは言え、もう決まってるんですよ。どちらかの誕生日かクリスマスかそういう時に、外でちょっといい食事をして、ケーキを買って帰るんです。部屋で映画見た後でゆっくり食べてお茶飲んで、そーっと優しく開始。とにかく終始優しくしつつ、確実に絶頂に導いて、余韻で朦朧としてる所に指輪をプレゼントする。これで完璧です」 N 「・・・・・・鬼畜っぽさ微塵もないですね」 T 「なっ・・・!?」 それプロポーズのシチュエーションだよな?付き合うのと結婚がイコールな訳? T 「いや、だって、本気で好きならそうなりません?」 ならない!結婚に夢はない。まだいやだ。 N 「そうそう。第一そういうベタな優しさでアピールする人は結婚してから豹変するんですよ。仕事にかまけて帰って来ない挙げ句に浮気するとか嫁が女に見えなくなるとか」 きっと今だけフェミニストなんだぜ。 N 「優しい男ほど疑えってね。怖い怖い」 T 「積年の夢が・・・」 N 「まあでも、拓真さんは誰にでも優しくできる人じゃないのは分かりますから、アリかもですね。通用する気がします」 通用って(笑) N 「問題は、それだけの愛が発動する蓋を開けてくれる相手に出会えるかですよね。ツインソウルでもなきゃ無理でしょ」 T 「・・・ツインソウル?」 N 「鈴に教えてもらいました。魂の片割れだそうです。ググってみたら?」 T (何だろ、それ・・・) はい次ナナちゃんね。 N 「私、拓真さんと真逆だな。あり得ない場所でガンガン欲情されて抵抗できないようなのが夢です」 ワオ!激しいね。 N 「涼しい顔して仕事とかしてる時に、ちょっと・・・とか呼ばれて行ったらガバッと羽交い締め!みたいな」 T 「実際あったんですか?」 N 「ないない。そこまで強く求められた事ないですよ。まあどんな状況であれ、欲望を隠さず来てほしいのが本音で。例えば拓真さんの夢のシチュエーションで、外で食事してる時点で我慢できずにトイレに連れ出されて激しくされちゃうとか、めっちゃイイですね」 あ~相手の自制心を外したい訳だね。 N 「そうそう!うまい事言いますね」 T 「怖いなぁ、予定が全部狂ってくるじゃん」 N 「予定が狂ってもっといい結果になれば本望でしょ。本能を晒すって大事じゃないですか。それまでの自分を越えるチャンスですもん。叫びも一緒です。本能ですから」 T 「・・・・・・ポジティブ。すごいな、七瀬さん」 何だろね、この子の奔放さ。明け透けにエロい事バラすのに下卑たりしないんだよ。ホントかわいいわぁ。 N 「やだー (照)」 T 「何せ性格いいですよね。敵を作りません」 だなー、つか妄想で1ページ丸々使うって。何なのお前ら。 T・N 「・・・すみません」
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