第5章 出会うのは

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涙が出そうになった。 そんな事言われたら、忘れようと思っても、忘れられない。 「もういいんです。」 「何が?」 「もう新しい出会い見つけようって、思っていますから。」 涙声になった。 これじゃあ、説得力がない。 「だとしたら、東村。」 「はい?」 「おまえが出会うのは、いつでも俺だけだ。」 社長は私の手を取ると、手の甲にキスを落とした。 - End -
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