昼下がり

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「だけど・・・、何?」 俺を見て呆れたように聞いてくる士郎。 「俺士郎みたいにそんな服着たことないし・・・それに剣術とか出来ないし・・・。」 はぁとため息をつきながら士郎はこう言った。 「お前の首に下がってるペンダントなんだかしってるのか?」 「これは―・・・死んだじいちゃんから貰ったお守りみたいなもんだな。」 ツカツカと歩きながら俺に士郎が近づく「そのお前の爺さんが死ぬ前になんか言ってなかったか?」 真剣に士郎が俺の肩を強くにぎりしめ聞いた。 「痛ぇ・・・。」 はっ!と我に帰る士郎。 「あっ・・・ゴメン。」 「べつにいいよ・・・、確かじいちゃんはこんな事言ってたっけ―・・・。」
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