2話・初めての魔力開放

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「けんじゃさまに!ぼくがんばるよ!大きくなったら龍をたおすんだ!!」 「そうかそうか、それならば腕輪でも依頼しようかの。」 「いいよ!色んなものを作ってあげるね!!」 龍の装飾品はランクの高い個体が素材であれば、国宝として国に管理される事もある品物である。この男、現金な奴であった。 「ふぉっふぉっふぉ、それでは館に戻って座学をお教え致しましょう」 「えええええ…」 一目で分かる程に萎縮するルアノであったが、識字率がさほど高くないこの世界で7歳にして学習が出来るのはとても贅沢な事であった。が……やはり子供にとっては座ってお勉強は好きで無いものであった。
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