1人が本棚に入れています
本棚に追加
「けんじゃさまに!ぼくがんばるよ!大きくなったら龍をたおすんだ!!」
「そうかそうか、それならば腕輪でも依頼しようかの。」
「いいよ!色んなものを作ってあげるね!!」
龍の装飾品はランクの高い個体が素材であれば、国宝として国に管理される事もある品物である。この男、現金な奴であった。
「ふぉっふぉっふぉ、それでは館に戻って座学をお教え致しましょう」
「えええええ…」
一目で分かる程に萎縮するルアノであったが、識字率がさほど高くないこの世界で7歳にして学習が出来るのはとても贅沢な事であった。が……やはり子供にとっては座ってお勉強は好きで無いものであった。
最初のコメントを投稿しよう!