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ジイヤは、毎日の日課である自身の考えついた遊びに、◯◯日和と名前をつけている。
さて、今日は何日和でしょうか?
「ジイヤのなぞなぞ日和じゃ!」
「うーん…対戦相手は小学生じゃ!」
対戦相手…というか、相手にしてくれるのが、近所の小学生ぐらいしかいないのが事実である。
「さて、買いにいくかのう…。」
よっこいしょと、立ち上がり、ジイヤはなぞなぞ日和に必要な材料を買いに出掛けた。
材料…? なぞなぞの本でも買いにいくのだろうか? いいえ、そんことは絶対ありません。だって、それはジイヤの頭の中で既に構築されてますから…。
…数十分後…
「ふぅ…結構重かったのぉ…。」
近くのコンビニからジイヤは帰って来た。
その、購入した品々を見てみると、紙コップとコーラのペットボトル数本であった…。
何をする気なのだろうか…。
「この時間なら、近所の公園に元気で遊んでる小学生がたくさんいそうじゃなぁ…。」
少し休憩して、ジイヤは公園に歩を進めた…。紙コップとコーラを持って…。
…数分後…
「おぉ…いるわい。わんさかと。」
ジイヤは公園に着くと、小学生たちに飲み物を振る舞ってあげるよーと伝える。
普通なら、怪しい老人のジュースなど、誰もが疑いの眼差しを向けるが、そこは名物ジイヤ…ほぼ顔見知りの小学生たちであったので、問題なく丸め込む。
喉が乾いている様子の小学生たちは、ジイヤのまわりに集まりだす。
…ジイヤは紙コップに炭酸飲料のコーラを注いでいく…。
ジイヤの眼光が激しく輝き出す!!
「さて、ここでなぞなぞじゃ…。」
小学生たちは、いつもの驚きの表情をみせ、きたか…と身構える!
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