妖獣

1/1
前へ
/4ページ
次へ

妖獣

T.Eは野原をぼっちで歩いていた。 「なんかいねぇかな。」 ひますぎる、なぜこんなひまなんだ。 T.Eは思った。 一瞬の瞬間だった。まばたきをしただけで終わった。 「!?」 草がゴソゴソと不自然に揺らめいた。 びっくりした。 そして、かっきり一分間、彼は立ち止まってぼうとしていた。 「きゅ~ん」 草むらから、変な生き物が出てきた。 耳が猫で、 鼻が犬みたいで、 尾がキツネだ。 醜い姿だった。 「なんだ、コイツ.....」 彼は、最初に妖獣かと思った。 けれど、こんなに合体してるか? 「きゅん、きゅ~ん」 何かを頼んでいるとうに見えた。 よく見ると、足がおれていた。 「ちょっと待てよ。」 T.Eは、直してやった。 妖獣は、「きゅい~ん!」と一鳴きして、かえっていった。
/4ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加