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妖獣
T.Eは野原をぼっちで歩いていた。
「なんかいねぇかな。」
ひますぎる、なぜこんなひまなんだ。
T.Eは思った。
一瞬の瞬間だった。まばたきをしただけで終わった。
「!?」
草がゴソゴソと不自然に揺らめいた。
びっくりした。
そして、かっきり一分間、彼は立ち止まってぼうとしていた。
「きゅ~ん」
草むらから、変な生き物が出てきた。
耳が猫で、
鼻が犬みたいで、
尾がキツネだ。
醜い姿だった。
「なんだ、コイツ.....」
彼は、最初に妖獣かと思った。
けれど、こんなに合体してるか?
「きゅん、きゅ~ん」
何かを頼んでいるとうに見えた。
よく見ると、足がおれていた。
「ちょっと待てよ。」
T.Eは、直してやった。
妖獣は、「きゅい~ん!」と一鳴きして、かえっていった。
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