プロローグ

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俺、佐藤真司は会社の後輩と飲み会を終えて帰り道を歩いていた。 「またな」 「はい、先輩も気をつけてください」 さて、帰ったらどうしようかな。 久しぶりゲームでもするか。 こんなどーでもいいことを考えていた。 まあこれからすぐ死ぬなんて誰も分からなかった事だから仕方ないよな。 『キキーーーッ!!』 「ん?」 気付いたら俺は空を見ていた。 「は?」 なんか体が軽いような気がする。 もしかして… 「え?」 ドンッ! 身体が地面に叩きつけられた。 ていうかさっきから「は?」とか「え?」とかしか言ってなくない? かっこわるー。 ってこんな呑気なこと思っている場合ではない! これ多分事故にあったんだよな 死ぬのかー。 未練はないけれど少し悲しい。 「はっ。事故で死ぬなんて誰が思ったかよ。」 救急車の音が聞こえるがもう助かることはないだろう。 あーあ。もっと人生楽しみたかったな。 『ほぅ。未練があるか?ならば転生させよう。』 え? なんか声が聞こえるような…。 『転生するのなら早く答えろ!』 あー!えぇ、転生するとも! 『よし、その答え期待しておった。では転生しようではないか!』 その声が聞こえなくなったら俺の身体は白い光に包まれた。
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