いつもの放課後

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 とある高校の生徒会室。  放課後には毎日同じ光景が繰り広げられている。 「しつこいわね! ハレンチ事件を解決したら同好会の発足を許可するなんて言ってないわ! 三人集めればいいんだから適当に引き込みなさいよ!」  津川(つがわ) 奈津実(なつみ)。  生徒会会長。  中々の堅物。  オカルト同好会を発足させたい迷惑コンビの勧誘に、怒りをあらわに日々応戦している。   「またまたぁ~あの事件を解決したのは会長みたいなもんじゃん!  ボクたち今ね、ニャンコがピカッと大集合事件を捜索してるの! 朔也以上に会長もニャンコ好きでしょ~素直になって一緒にやちゃっちゃえばいいじゃん!」   市堰(いちせき) (こう)。  オカルト同好会副会長予定。  楽しいこと大好き! というか楽しければ何でもいい。  朔也に霊感があることに気付き、一緒にいれば何かしら面白い出来事に遭遇するのではないかとオカルト同好会を名乗りだす。 「暗くなってから三丁目の公園の前を自転車や車で走ってると、豆電球みたいのが数十個一斉に光るんだってさ。それで驚いて止まるんだけど、そこには何にもないって体験談が生徒や先生から相次いでるんだ」  大谷(おおたに) 朔也(さくや)。  オカルト同好会会長予定。  お情け程度に霊感がある以外はいたって普通の少年。  纏わり付いてくる江を煩わしいと思いながらも、何となくウマが合い一緒に行動している。
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