第一章 融解

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「ね、ALIVEってどう?生きるって意味・・・私達にぴったりじゃ・・・えと・・・イヤなら・・・」 「はい決定!!多数決、満場一致でALIVEに決定!!」 (・・・満場一致って・・・多数決って・・・) 「ぷっ・・・あはは・・・あははは!!あはははは!!」 ドールは・・・笑っていた。 おそらく彼女にとって、人生で初めての経験だっただろう。 警戒心のかたまりで、絶対に感情を出さなかったドールが笑っている。 「ね、ドールさぁ・・・もっと笑おうよ。」 ヨシノが言った。何故か声が震えている。 「ドール、いつもいつも寂しそうだよ。先生の言うコトも守らずに死に急いでるって感じでさ・・・。」 「え・・・?」 「もっとさぁ・・自分を大切にしようよ・・・私達、確かに病気だけど・・・まだ生きてるんだからさぁ・・・」 ヨシノは泣いていた。その涙を見て、他の仲間達も次第に目に涙を浮かべる。 「あんたは間違っても一人ぼっちじゃないからさ・・たった今から、もう一人ぼっちじゃないからさぁ・・・」
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