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一番権限のある母は、我が家で飼う気は無さそうである。
しかし、箱の中にも当然送り主の手掛かりらしいものが何も入っていないので、お返しを”お返し返し”をすることも出来ない。
かと言って保健所に連れて行くのも忍びないし、山に捨てる訳にもいかない。このまま放って置くのは人として論外である。
なにより、名前を「ヘンピン」と付けてしまっていた妹は、既に餌の心配をしている。
こうなると、方向性は自ずと決まって来る。
この後もあーだ!こーだ!と話し合いが続いたが、今後の具体策を思いつかず母が折れることに。
結局、突然現れた黒い子犬、妹曰く”ヘンピン”は、暫くはうちで飼って様子を見ることとなった。
因みに、小学3年生の妹が”お返し”と”返品”の区別が付かない程度の学力であることを、俺はこの時知ることとなった。
と、ここまでは3年と少し前の話。
あれか月日が流れ、ヘンピンも今ではすっかり家族の一員の地位を築き、さらについ先日、雌、雌、雄の小さな三員が増えてしまい、全四員。
メス犬のヘンピンに、子供が3匹生まれてしまうと言う不測の事態が起き、我が家に新たな問題が発生してしまった。
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