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「ほら暴れない。いい子だから、そのままじっとしてて」
風弥は注射器を動かす手を早めた。
「うっ……あっ、あっ……も、もう……やだぁ……」
目の奥にじんわりとした熱が集まり、生理的な涙が溢れてくる。
それと同時に体の中心からじわじわと熱が込み上げる。
その熱が下半身に集まるような感覚に包まれ、信じがたい気持ちで自らの下肢へと視線を落とした。
(う……嘘だ……なんで……)
俺の中心はそそり立ち、蜜が先走っていた。
屈辱的な恥ずかしさを紛らわすために後ろを振り返り、風弥を睨みつける。
「風弥のバカ……このクソ変態っ……」
そう吐き捨てると風弥は口端を上げて笑った。
まるで俺を支配するような嗜虐的な表情に体がゾクリとする。
「目を潤ませながら、睨みつけちゃって……そういう態度が俺を煽るっていうのがまだわからないの?
それともわかってて、わざとやってるのかな」
「そんなことっ……あっ」
否定しようとすると、風弥は俺の中心を掴んで扱き始めた。
「ああっ、や、やめっ……」
「俺よりこんなもの突っ込まれて勃たせてるほうがよっぽど変態だと思うな」
「ああっ……ち、違っ……あっ、あっ……」
「何が違うの? 後ろしかしてなかったのに、ここもうベトベトだよ。
お尻に注射されて気持ちよかったんでしょ? いけない子だね」
「ううっ……そんなこと、言う……な」
じわじわと追い詰めるような風弥の言葉に羞恥心を煽られて、更に蜜が溢れ出す。
風弥は溢れてきた蜜を広げるように親指の腹で俺の先端を擦った。
「あっ、あっ……やめ……て……それっ……い、いく……ああっ」
刺激に耐えられなくなった俺はそのまま達してしまう。
その反動で体制を崩し、前屈みになってお尻を高く突き上げる体制になった。
「いい格好……そのままお尻高く上げててね。残り全部入れてあげるから」
「え……あっ……あ、あっ……うっ」
風弥は注射器の底を強く押し上げる。すると、一気に液が中に入ってくる。
「ああっ……」
「ほら……全部入ったよ……よく頑張ったね」
「うっ……もう気が済んだだろっ……抜けよっ……」
「わかった。力抜いてね」
卑猥な音を立たせながら注射器が抜かれる。
すると、今までせき止めていた物がなくなり反動で中の液が溢れ出した。
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