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この日は3人の暴走に少し疲れたからなのか、
無意識に1人、久しぶりの東浜海浜公園に向かった。
5月も下旬に差し掛かっていたので陽が長く、夕陽で海面がキラキラしていた。
すぐ後ろの公園ではいつも通りガッくんたちがバスケをしている。
その様子をじっと見ていると、ハルくんと目が合ったので手を振った。
しばらくすると、ハルくんが私の元へやってきた。
「ナナちゃん久しぶりだね。」
「お久しぶりです。」
「ナナちゃん1人?
せっかくだし、一緒にバスケしない?
適当に遊んでるだけだし。」
「私、邪魔になりそうだけど…。
それにスカートなので(^^;;」
学校帰りだから、制服にローファー。
それに長い髪は下ろしたまま。
とても運動なんて出来る格好ではない。
気づくと、ガッくんとソウくんもハルくんの横に立っていた。
「寮そこじゃん。
着替えておいでよ。
あ、それに今日ガクん家で焼肉だから、そのまま来ればいいよ。
ね、ガク!」
「うん。ナナは強制参加。
お母さんもナナに会いたがってるし。」
そんなこんな寮に一度帰り、ショートパンツにTシャツにスニーカーというスタイルに着替え、長い髪は高い位置でお団子にセットして公園に戻った。
1時間ほどバスケをして、ガッくんの家にみんなで移動した。
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