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彼が何時までバイトなのかは分からない。
だけどこの日、私が寝付くまで彼からの連絡は何もなかった。
翌日もその翌日も……
いくら待っても連絡は来ない。
もう、だめだったんだな。
彼女でもいるんだろうな…。
初めての失恋に、私の心の中はこの時の季節と同じ梅雨空だった。
そして連絡先を渡して以来、私はそのコンビニには一度も行かなかった。
恥ずかしいし気まずいし。
彼に振られたであろうことをあかりたちに話した。
もうすぐ夏休みだし、夏休みに合コンでもしよう。
そう誘われたけれど、私はあまり乗り気ではなかった。
でも、、彼を忘れるには新しい恋をするしかないんだろうな。
そう思っていたので、合コンには誘われれば行くつもりではいた。
そして7月。
期末テストが無事に終わった。
成績が悪いなりに赤点だけは免れた。
テストが終わった日、たまたま晴れていたので久しぶりに東浜へ行った。
もうすぐ夏かぁ…。
夏なのに切ないな。
しんみりしながら海を眺めていたら、
「ナナ!
何かあったのか?泣きそうな顔してるけど。」
振り返ると心配そうな顔をしたガッくんが立っていた。
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